肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、高齢者や持病のある方に重い感染症を起こしやすい細菌です。
・肺炎
・菌血症(血液に菌が入る状態)
・髄膜炎
これらを予防するため、成人にも肺炎球菌ワクチンの接種がすすめられています。
【2026年4月の改訂】
・日本呼吸器学会・日本感染症学会・日本ワクチン学会の合同委員会が「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第8版)」を公表(同年6月一部修正)
・高齢者の定期接種ワクチンがプレベナー20に切り替わったことを受けた改訂です
■プレベナー20(PCV20)
・20種類の血清型に対応する結合型ワクチン
・2026年4月から、65歳の定期接種に使われています
■キャップバックス(PCV21)
・21種類の血清型に対応する成人用の結合型ワクチン
・2025年8月承認。現在は任意接種(自費)です
■ニューモバックスNP(PPSV23)
・23種類の血清型に対応する多糖体ワクチン
・2026年3月まで定期接種に使われていました
・65歳の定期接種は、2026年4月からプレベナー20に変わりました。
・ニューモバックスの「5年ごとの再接種」は、原則として行いません。
・過去に肺炎球菌ワクチンを接種した方も、1年以上あければプレベナー20/キャップバックスを接種できます。
| これまでの接種歴 | 接種できるワクチン |
|---|---|
| なし(65歳など定期接種の対象) | プレベナー20 (定期接種・世田谷区の助成あり) |
| なし(定期接種の対象外) | ・プレベナー20 ・キャップバックス ・バクニュバンス → 1〜4年後にニューモバックス |
| ニューモバックス | 1年以上あけて プレベナー20 または キャップバックス |
| プレベナー13・バクニュバンス・プレベナー20 | 1年以上あけて プレベナー20 または キャップバックス |
※プレベナー20/キャップバックス接種後の再接種は、選択肢にはなりうるものの、効果と安全性を確かめたデータがまだなく、決まった推奨はありません。個別にご相談ください。
出典:日本呼吸器学会・日本感染症学会・日本ワクチン学会 合同委員会「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第8版)」
・65歳の方
・60〜64歳で、心臓・腎臓・呼吸器・免疫の機能に障害がある方(身体障害者手帳1級相当)
上記の方は、2026年4月よりプレベナー20(一般名:PCV20)による定期接種が可能です。
【ご注意】
・過去に定期接種でニューモバックスを受けた方は、原則として定期接種の対象外です。
・任意接種で受けたことがあり、区から個別通知が届いていない65歳の方は、世田谷区にお問い合わせください。
次のような方は肺炎球菌感染症が重症化しやすく、年齢にかかわらず接種をおすすめしています。
・糖尿病、慢性の肺・心臓・肝臓の病気がある方
・がん治療中の方
・ステロイド・免疫抑制剤・生物学的製剤を使用中の方
・透析中の方
・脾臓を摘出した方
【選べるワクチン】
・プレベナー20
・キャップバックス
・バクニュバンス → ニューモバックス(連続接種。間隔は病状に応じて決めます)
病状に合わせて医師がご提案します。定期接種の対象外の方は任意接種(自費)となります。
| ワクチン名 | 一般名 | 費用(税込) |
|---|---|---|
| プレベナー20 | PCV20 | 13,000円 |
| キャップバックス | PCV21 | 15,000円 |
【世田谷区の助成】
・年度内に65歳を迎える方は、プレベナー20を自己負担5,500円で接種できます
・詳しくは世田谷区公式サイトをご覧ください
※料金は2026年10月1日改定です(表示は税込)。
・予約は、お電話または来院時にお申し出ください。
・ワクチンの効果や副反応には個人差があります。
・接種できるかどうか、時期やワクチンの種類は、健康状態とこれまでの接種歴をふまえて医師が判断します。
・本ページは、日本呼吸器学会・日本感染症学会・日本ワクチン学会 合同委員会「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第8版)」(2026年6月15日一部修正)に基づく一般的な情報です。
A. いいえ。第8版では、ニューモバックスの5年ごとの再接種は原則として選択肢としないとされています。
以前にニューモバックスを接種し、1年以上たっている方には、次のワクチンをおすすめしています。
・キャップバックス(PCV21)
・プレベナー20(PCV20)
結合型ワクチンは免疫の記憶が残りやすく、ニューモバックスに含まれない血清型にも対応しているためです。どちらが合うかは接種歴によって変わりますので、診察時にご相談ください。
A. 成人では通常1回の接種です。
・再接種は、第8版でも「選択肢と考えられるがデータはない」という位置付けにとどまっています
・現時点で決まった推奨はありません
・持病や接種歴によって判断が変わるため、診察時にご相談ください
A. 前回の接種から1年以上あければ接種できます。対象となる前回のワクチンは次のとおりです。
・ニューモバックス(PPSV23)
・プレベナー13(PCV13)
・バクニュバンス(PCV15)
・プレベナー20(PCV20)
体調や接種歴によって最適な時期は異なりますので、医師にご相談ください。
A. 当院での料金(税込)は次のとおりです。
・プレベナー20(PCV20):13,000円
・キャップバックス(PCV21):15,000円
世田谷区の助成により、年度内に65歳を迎える方はプレベナー20を自己負担5,500円で接種できます。詳細は世田谷区公式サイトをご確認ください。
本ページの監修
本ページの情報は当院院長が監修しています。
あまいろ呼吸器クリニック 院長 中山 莊平(ナカヤマ ソウヘイ)
・日本呼吸器学会認定 呼吸器専門医
・日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医(内科)
・日本内科学会認定 総合内科専門医
・日本医師会認定産業医
・日本呼吸器内視鏡学会専門医
・日本がん治療認定医機構認定 がん治療認定医
最終更新日:2026年10月15日